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インプラント上達のために◯◯をする 開院初期編
今回の動画は、インプラントの上達のために何をするべきか、まず何をするべきか最初の開院初期の話をします。
開院初期の患者さん
その中で開院して間もない先生方に向けてやっているのですけど、開院して間もないということは、もしくは本当に患者さんがまだ少ないかもしれない、開院初期は患者さんが、なかなかかも入ってこないし、でもやるべきことを、ちゃんとしなきゃいけないことがあるんですね。
これはやった方がいいというのが、それは何かという話を今回はしようと思っています。
それをちゃんと守っていけばインプラントのために必ずなりますので、今から言うことをやってください。その内容を話します。
歯周治療
答えを言うと簡単な歯周治療を行ってください。歯周治療っていうのは、患者さん自体も結構、治療の成果は見えにくいので、なかなか最初の頃は、本当に通院っていうのは難しいのですけど、それをスタッフが最初患者さん少ないうちは、スタッフに歯周治療を任せるのではなく、まず検査から先生自身が行なってください。
先生自身が行うことによって色んなものが見えてきます。その見えてくることのメリットとして、インプラントがやっぱり、どんどん増えていくってことがありますので、その歯周治療は最初のうちは、先生自身で必ず行ってください。その中で、確認をしなくちゃいけないこと、歯周治療を先生自身がやっていく中で、確認をしなくてはいけないことがあります。
それは何かというと、まず本当に一般的なことです。
これはまず、まず性別・年齢・職業この三つをまず確認、確認は、いっぱいあるのですけれど、その次にパノラマレントゲンの読影と検査結果が一致しているかどうか、ここで検査結果とパノラマレントゲンの結果が合わないぞという時には、検査結果の中で、何か見落としているかもしれません。その確認事項は大事です。
アタッチメントロス
その次にアタッチメトロスです。
アタッチメントロスがあれば、その正確な数値を計測してください。ちゃんと記録しておく、一般的に動揺度と出血の有無を確認します。さっきと変わらないですけど、角化歯肉の幅、それと結構大事なことが咬合関係ですね。
咬合関係が中心咬合位、咬頭嵌合位だけではなく側方位、それぞれについて確認をしてください。これは、かなり歯周治療においても将来のインプラント治療においても、大事なことですからその確認は絶対にしてください。
あとさらに大事なことインプラントをこれからやっていこうとか、インプラントを確実に治療を行っていこうという先生のためには、必ず患者さんが喫煙されるのか、その習慣がないのかいうのは、 必ず確認してください。それによって骨を作る時、基礎骨を作る時、造骨を作る時に絶対に影響が出てきます。
喫煙
喫煙をするということはそれだけリスクが出てきますから、そのことは必ず確認してください。できれば歯周病がやっぱり進んでいる方、その患者さんは、喫煙の確率が高いので、できるだけ禁煙指導とまではいかないですけど、今まで普通の紙のタバコを吸われているのだったら、電子タバコに変えていただくとか、その指導をできればやってください。
これによってかなり口腔内も変わってきます。それでもやめていただけない患者さんがいるんですけどそれは、ある程度しつこくとまではいかなくていいですけど、それはそれで楽しみな方もいらっしゃいますから、電子タバコぐらいまで持って行きたいな、という目標で話をしてみてください。
咬合・補綴・欠損
その次に、咬合関係と同じようなものですけど、ブラキシズムの有無の確認をされてください。
これによっても、本当にインプラントの長期的な安定とか維持というのに大きく関わってくるので、この確認も行ってください。
次が補綴ですね。
パノラマを見て怪しいと思ったら個別のレントゲンをとって、そこでこの補綴はちゃんと合っているのか、適合は良いのかが大事です。そのことによってもニジカリはもちろんですけど、ペリオが進んでいる事もありますので、それを外さなくてはいけないです。
その次ですね。
欠損があれば、もちろんその欠損補綴に問題はないか、デンチャーであったりブリッジであったりの確認をちゃんとしていくことは大事です。
現病歴・既往歴
一般的に結局、現病歴・既往歴をちゃんと把握してください。
それとあと生活習慣というのは、なかなか最初から聞けないものですけど、何回か歯周治療に通っていただく、結構な回数通っていただかないといけないんで、少しずつ 少しずつ、この方は、こういう生活をされている、だからこういう口腔内になっているんだ、口の中は結構その人の生活が見えてくるので、こういうことだから、こういう習慣があるからとか、そういうことでこういう口腔内なんだなということを確認しながら、ちょっとずつ話をしてみてください。
それによって患者さんは、少しずつ打ち解けてくるので、それを頑張ってください。
歯周治療を徹底的に行うことによる効果
その次ですけども、歯周治療を本当的に徹底的に行うことによる効果、というのはもちろん一番はインプラントの本数を増やしていくことなんですけど、これによって、何が効果があるか、歯周治療の効果というものは、まず他院との差別化を図る「歯周治療をします」という医院というのは、結構ありますが、意外と適当に行われている先生方が多いです。
その中で、きちっとした治療、歯周病治療をする事は、患者さんにとっても、もちろん口腔内が良くなることですから、良い面もありますけど、ちゃんとするっていうことは、他の先生に比べて、差別化になるのは間違いないです。
自分も昔そうですね、開院当初、他の業者さん材料屋さんとかから、自分の住んでいる地域は、佐賀ですけど、その中で歯周治療・インプラントという話を色々したときに、佐賀でそういう歯周治療とかで来られる患者様は、一人もいないよと、ほとんど来ないんじゃないかと、言われていたんですけど、自分はそんなことはない。ちゃんとすれば必ずそれなりの患者さんは、来られると信じてやってきました。それはその通りでした。ちゃんときちっと徹底することによって、本当にそういう患者さんというのは、解ってくださるし通ってくださいます。他院との差別化ってことを考えてもまず、歯周治療は大事です。
本当にビジネスの話になるんですけど、不良補綴物があればそれを除去して、それを再作成することになるので、その効果ももちろんあります。
あともう一つなんですけど、不良補綴物の除去をすると、どうしても抜歯になる確率も上がってくるんです。最初から怪しいなーって思ったら、それを患者さんに話しとけばいいし、外してみてやっぱり、どうしても抜歯になるというときは、徹底的に話して、抜いてもいいですか?許可をもらって抜いてください。そのことによっても、インプラントを勧める事も出来ます。
最後に
次に歯周治療をちゃんとやって、症例をこなしていくと、その人の口腔内がどうなっていくか未来姿がだんだんわかってきます。
この歯はもう多分もたないだようなとか、もたなさそうに見えるけど意外と保存が可能かな、しかも長期的な安定が可能なのかな、ということも見えてきますから、もうこの歯周治療の症例をこなすことによって、それは確認できると思います。
あとそうですね、歯周治療を徹底する効果は、患者さんとのコミュニケーションですね。
さっきも言った通り、歯周治療をすることは、長い付き合いなるって事は、患者さんと接する時間が長くなります。そうすると、少しでも話しする場面も多くなります。
ちょっとずつ先生に慣れてきます。慣れてくると一般的に言われれば、信頼関係って言われるものですけどでも、生まれてくるのです。インプラントの話しやすさというのは、ものすごくしやすくなります。
ここはちょっと抜かなくちゃいけないですよ、やるとすれば、入れ歯かインプラントですねって、話していた時に、自分はインプラントしかしないという患者さんも結構な数でてきますので、このコミュニケーションをとるにも有効な手段だと思っています。
最後になりますけど、歯周治療をちゃんと行っていけば、フラップオペとかGTRとかは、避けては通れないものになってくるんですね。
そのことによって、まず自分の、正直腕が磨けます。最初の切開・剥離そして嚢胞があれば嚢胞を取っていく、あとはグラフトそしてメンブレンの固定、最後に縫合ですね。その縫合の技術は、症例をこなせばこなすほど絶対、腕は上がってくるので、その技術は必ずインプラントに活かせます。
ここで言いたいのが、じゃあ天然歯とインプラントとの違違いは何か言えば、もう自分としては、もう違いというのはカリエスリスクですね、インプラントは全部人工物ですからカリエスリスクはゼロです。
もう一つ違いというのは、歯槽骨の中に埋まっている金属の部分ですね。
純チタンなら純チタン、チタン合金ならチタン合金の部分、この部分の違いだけ、結局は歯周治療することは、将来のインプラント周囲炎にも対応していくので、絶対に効果を発揮しますので、歯周治療というのは、必ず徹底するようにしてください。
今まで話した通り、この歯周治療を徹底する、もう本当に明日から今日からでも時間があれば、自分自身で歯周治療基本検査から、初めて患者さんと話をして、やっていくことはできるんで頑張っていきましょう
今回の話は以上です。