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インプラント治療で失敗しない方法
これからインプラントをしようかなと考えてらっしゃる先生方、インプラントをしたいけど怖くてできない先生方を対象とした話をしようと思います。
一番大事なことは何かと言うと、そのインプラント受けられる予定の患者さんの全身状態を正確に把握することですね、全身把握と言えば血圧測定・現病歴・既往歴・その他全てです。
その日の体調とか全部加味して把握しておかなければならないと、私は思っています。
練習として普段のですね、出血を伴う措置、抜歯であったりとかフラップオペであったりするものですね、その都度血圧を測定し、その日の体調はどうか「伺ってみて大丈夫」という癖をつけてください。
もうその時に、毎回毎回することによって、クセになってきますので、そのことにより、何か起こった時のデータを、自分の中に必ずインプットされますので、ある程度用意ができ抜歯、たかだか抜歯じゃないです、たかがフラップオペではないですから、やはりその日の体調の管理をお願いします。
これによってかなりインプラントの恐怖心はなくなってくるはずです。
次に話をするのが大切です。インプラントを埋入する部位、その骨量を正確に測る必要があると思います。
それを正確に把握するためには、まず絶対CTをとってください。CTがなければ何にもわからないです。CTがあることによって例えば、インプラントだけではなく難しい抜歯、後は8番抜歯ですね。虫歯抜歯についてあったりとか、嚢胞摘出であったりとか、そういうことに役立ちますのでCTは、これから先なくてはならない歯科医の機器だと思っていますのでできれば購入を強くお勧めします。
CT購入っていうのは結構高価なものですから躊躇されている先生方というのは、これからやはりインプラントを伸ばしていくため絶対必要ですから購入はぜひされて下さい。
その購入において、歯科医院の経営とかに懸念がある場合は、コメント欄にでもいいですから私に相談してください。
私にお話を頂ければ、その専門家とお金をどうするか、経営についてどうするのか、その機械を購入してどういう方法で、ローンなりリースがいいとか、あと銀行で融資を受ける方法を導いてくださる税理士さんですけど、その先生がおられるので、その方を紹介しますので是非私に1回聞かれて下さい。
あと安全なオペをするためにこれが、ものすごく結構盲点ですけども、その部位の骨量とか分かった、全身状態も大丈夫となっても、一番やはり大切な、最後になりますが大切なことが、そのオペ自体をやり易いかやりにくいかなんですね。
もちろんやりやすいほうが、心の余裕も出来てきますし、何か起こった時の対処がかなりしやすいです。
なにがやりやすいのかをみた時に、やりやすいっていうは、結局頬粘膜があんまり入りやすくて実は視野が確保できる。
そうですね、一般の歯科治療においても、形成しにくいなという場所とか、そういう口腔内があると思うんですね。
できれば最初のうちは、そういうのは避けていただいて、「これだったら大丈夫だ」「やりやすいなあ」結構張り出してこないし、あまり器具を入れるのに邪魔ならないなっていう症例から選ぶ事は、安全にインプラント治療をすすめる大事な項目だと思っています。
インプラントは経過処置なので何か起こった場合に、ゆとりを持って処置ができるって事もありますので、これを常日頃、インプラントされるかもしれないとか、あとは本当に普通の処置において、この方やりやすいなって把握することも、やっぱり癖をつけることが大事だと思いますので、それを頑張って普段の治療から行かしてください。
今回は以上になりますけど更に詳しい話は、各論の話しとして別の回でお話をしようと思いますので、今日はこれで終わります。
3つの選択肢
その中でインプラント・デンチャー、ブリッジっていう選択肢が三つあるとします。
三つあるうち、「先生方がどれも大差ないよ」「どれでもいいよ」って言うような説明をすれば患者さんは、基本的にやっぱり一番手っ取り早くて、それぞれの処置料の一番てっとり早くて、費用がかからなくて保険もきくということでブリッジに流れていく患者さんがほとんどです。
先生たちが本当に説明の仕方によってなんですけれども、その中で自分の医院で行っていることは、三つの選択肢の中からも完全にブリッジを消しました。
それがもう10年ぐらいになりました。
ブリッジを消すことによって最初は、もうブリッジ治療をやめようと決めたその次の日から、私はブリッジをやめました。
それからそのブリッジのために予約入っていた患者さんにも説明をして、ブリッジはこのような理由で
「長期的な予後が期待できないので、しません」という話をしました。
最初は相当不安がありましたけど、やっぱりそれでもついて来られる患者さんがほとんどでしたし、それでやはり先生の言う事っていうのは、普通の患者さんについては結構絶対的なものがあるものです。
でもそこで、先生達がやっぱり一番考えて欲しいのが、その選択肢を消すということです。
不安はあると思います。
そのブリッジを消すということは、患者さんが減るのではなかろうかとか、患者さんに不審感というのを与えるのではないか、あそこはお金儲けのためだけにインプラントを勧めるとか、言われる可能性がありますが、それでもやっぱり一生懸命説明することによって、患者さんは解ってくれます。
その中でどうしてもブリッジをとおっしゃる方は、他の病院に任せてもいいと思います。それが一番です。
保険がきくブリッジもされている先生に任せるのは、一つの手段かと思います。
さっき言った患者さんについてですけど、患者さんは歯科治療についてほとんど無知です
その中で先生方がどう考えどう行動するかによって、患者さんの口腔内は絶対に変わってきます。
私は正直ブリッジ治療に対して否定的です。
特に、ブリッジ・連冠については、私はもう原則しないと決めています。
あくまでも原則ですから、世の中でまれに、仮着でいいよという方については、基本ブリッジをすることはあります。でも連冠にすることはゼロです。もう絶対にしないと決めています。
ブリッジを原則しないと決めていますが、その例外は、仮着をすることによって何かあった場合(着脱)、治療するために何かあった場合、患者さんが一番楽な方法をとっています。
だったらブリッジをしているのと一緒じゃないかといわれるかもしれませんが、原則やっぱりブリッジはしたくないので、いろんなことがない限りはしません。
私の根管治療が100%といえる自信が正直ないです。そういった先生方は、やはりグリッジという選択肢を入れても構わないと思いますが、でも何かあった時のブリッジを外す、除去するっていう行為は痛い中で、それをするわけですからかなりの苦痛を患者さんに与えます。
そこでやっぱり自分が考えたのが、仮着にして、ある程度外しやすい状態を作った上なら、やってもいいと話をしています。
それでやっぱりブリッジを選択される患者さんというのは基本的にはほぼないです。
今までブリッジを最終補綴として、やっぱり仮着では、いやだっていう患者さんで他の医院を紹介した人は2名います。
それだけはり先生方の説明というのは、ある程度、患者さんには信頼されているわけですから、その中で先生方はきちっとした説明をしてブリッジをやめて、インプラントの件数を増やして下さい。
ただインプラントの件数を増やすと言っても、本当に利益を追求したものではないと私は思っています。
患者さんの口腔内を見た時に、最終的にインプラントというのが咬合確率する上でも、重要なキーになってきますので、やはり長期的な予後、咬合の確率を見た時にブリッジではなくて、インプラントの選択肢をしたほうが患者さんが長い目で見た時の口腔内の確保、咬合の確保については、ちゃんと咀嚼できるという確保については最適なものだと私は思っています。
患者さんへの真摯な説明
ブリッジ・連冠については、もうしないことについて、かなり抵抗がある先生方もいらっしゃると思いますが、そういう先生方は、ちゃんと患者さんに説明してください。
何を説明するのかと言うと、第一の選択肢が一番いいのはインプラントですよ、第二がデンチャー、最後にお勧めはしないですけどブリッジです。
その優位性というのを一つ一つ挙げて説明してください。
そうすることによって、先生方の抵抗も減ってきますし、ブリッジを選択しない患者さんも結構増えてきます。
つまり、インプラントを選択する患者さんは、間違いなく増えてくるので、ブリッジをしないということに抵抗がある先生方は、ブリッジの悪いところ、他に劣るところは結構大きいですから、それを患者さんに説明して選択肢の優位性を説明してください。
最後になりますけど、インプラントの治療を経営の主軸にすると決めたなら、インプラントに特化した医院を造るということですから、そのブリッジ治療について言えば、保険をメインにされている先生方に任せるって事も一つの手です。
そうすることによって自分の医院、他の医院との差別化を図ることが一つと、棲み分けが出来ると思います。
あそこの医院はインプラントに特化した病院だと理解してもらえます。
きちんとした治療内容を説明して、治療するところだということを、明確に他の医院と比べて、インプラントに特化した医院にすることを大事にした方が、私は良いと思います。